【アラフォーランナー日記】

現役時代の自分にランニングで勝負してみた結果…

ナイキ ズームフライvs NB HANZO V2 R

ランオフなので、ガーミンのデータを元に、シューズの比較をしてみたいと思います。

比べたシューズはズームフライハンゾーv2 Rです。

競技はペーラン6km 4'00"/kmです。

コースは、直線2kmのアスファルトを行ったり来たりです。

ズームフライの方は7日前のデータです。
ハンゾーv2は昨日のデータです。


それでは結果です。


目次

ラップタイム比較


ズームフライの方は、初めの1kmを様子見で(ビビって)遅めに入ってます。
ハンゾーの方は初めから行く気でいたのでその結果がラップタイムに現れています。
この時点では比較的ズームフライの方が楽に走れていました(遅く走ってるから当然か)。

4kmの途中で、ハンゾーv2の方で早くも脚の売り切れの予感がしました。
私的な見解では、その理由は3点考えられました。

まずその1
ハンゾーv2で走っている日は寝不足気味だった。

その2
単純にクッション性の問題。

その3
ズームフライの方が走り慣れている。
ズームフライの方は合計走行距離が333.42kmです。
対してハンゾーv2の方は59.24kmです。
圧倒的な差ですね^^;

私は疲労を感じてくると、ミッドソールからの反発を期待した走りになってしまいます。
これはどういう走りなのかと言うと、まず、接地の際に思いっきり踏み込みます。
そうすると瞬間的にミッドソールが潰れます。
その潰れたミッドソールが元の厚さに戻ろうとするの力を推進力に利用するという走りです。
身体へのダメージが気になる走り方ではありますが、ズームフライなら厚底のクッションでダメージを軽減できます。そして何より、それによるエネルギーリターンがミッドソールに内蔵されたカーボンプレートによって得られてしまうので、結果としてその走り方で好タイムが期待できてしまうのです。
しかし、ハンゾーv2のような薄底シューズでそれをしてしまうと、大した反発を得られないばかりか、身体に対してのダメージがズームフライよりも大きなものになることは、容易に想像できます。

この、ミッドソールからのエネルギーリターンを期待する走りは、恐らく、ズームフライを多用することで自然と身に付いた走りだと思います。

人間、限界近くまで追い込まれると、にでもすがりたくなるものです。
日々の練習、あるいは記録会や大会などで
「速く走りたい!」「早くゴールにたどり着きたい!」
その願いのためにガムシャラになって掴んだ私にとってのが、ズームフライのミッドソールに内蔵されたカーボンプレートからの反発だったのでしょう。


最終的なタイムで見ればハンゾーv2の方が優っています。
7ラップ目は、6km走り終えてから私がストップボタンを押すまでの時間なのでこれは除外します。
そうするとそのタイム差は0.1秒ということになります。
これはもう誤差の範囲と言っていいでしょう。

ラスト1kmのラップは、ズームフライの方が1秒ほど優っています。
初めの1kmの貯金があったのと、身体のダメージが少なかったことが要因として考えられます。

ランニングダイナミクス


ランニングダイナミクスを見ると、ピッチストライドに大きな違いが見られます。
ズームフライは持ち前の反発による滞空時間の長さと、厚底で脚が長くなる分ピッチは少な目になりますが、ストライドが長めになっています。

ハンゾーv2の方はピッチが多めになって、ストライドが短くなっています。
いつもより軽くて回転がしやすくなったことを体感できるレベルなので、それがピッチの多さに繋がったものと思われます。
ストライドが短くなったのは、薄底でその分脚が短くなったのと、ズームフライほどの反発を得られなくて滞空時間が短くなった結果だと思います。
前述にある脚の売り切れの予感は、脚の回転が多くなり、乳酸が早く溜まったということも原因の一つとして考えられるかもしれません。

ペース推移・心拍数


ベストのペースはハンゾーv2の方が上回っています。
グラフを見る限りスタートが一番速い感じになっています。
瞬間的なスピードが出しやすいのは、脚の回転が速いハンゾーv2の方かもしれません。
短い距離のレースやT.Tなら、ハンゾーv2の方がいいのかな?といった感じです。

心拍数はズームフライの方がやや低めです。
身体的にも、走り終えて余力があると感じられたのはズームフライの方でした。
やはりダメージ軽減率やランニング効率といった面で見ればズームフライの方が優ってるのかもしれません(何より履き慣れている)。


当日の体調

最後に、両者の間には5日間という期間があります。
スケジュールを簡単に書くと

日曜日 調整ジョグ
月曜日 ズームフライペーラン
火曜日 ランオフ
水曜日 調整ジョグ
木曜日 インターバル
金曜日 ランオフ
土曜日 調整ジョグ
日曜日 ハンゾーペーラン
です。

両者とも前日の調整ジョグの内容は同じです。

今回の結果をみて、この5日間で私の走力は上がったものと見ています。
寝不足気味にも関わらず、体調万全だった前回よりタイムが上がったからです。
それも走り慣れていないハンゾーv2で、走り慣れたズームフライに勝ったので、そのように判断しました。



まとめ

今回は、タイムだけでみればハンゾーv2 Rの勝利という結果になりました。
しかし、私自身のコンディション、間の5日間での走力の変化、走り終えてからの余力、等を踏まえて考えると、微妙なところです。

私自身のコンディションを考えたとき、ズームフライのときはコンディション万全なのに対して、ハンゾーv2のときは寝不足気味でした。
それを踏まえると、ハンゾーv2の方が条件が悪いにも関わらずタイムを上回っているので、ハンゾーv2の勝利と考えても良さそうです。

間の5日間での走力の変化を考えると、今回のタイムは走力向上に見合わないタイムだなという印象を受けました。
ただ、走力向上がどのくらいのものなのか、また、本当に走力は向上しているのか?
と問われれば、ほとんど根拠を示すことが私はできません。
ですので、この観点から言えば何とも言えないというのが答えになります。

そして走り終えてからの余力を考えると、これは圧倒的にズームフライの方が余力を感じることができたので、私にとってはズームフライの方が優っていました。


以上、両者甲乙つけがたしという結果となってしまいました。



このままではスッキリしないので、次のインターバルで再度検証し、決着をつけたいと思います!


↓(;´Д`)
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